ハイハットのパーツの名称と使い方
ハイハットというのは、ドラムセットに向かって、スネアよりも右側に設置されるシンバル系の打楽器です。
ハイハットは、スタンドの先に伸びている心棒という棒に二枚のシンバルの穴を通して、二枚のシンバルが貝のように重なるようにしてセッティングします。
ハイハットのスタンドの下には、ペダルが付いていて、そのペダルを踏むと心棒が下に引っ張られる仕組みになっています。
ハイハットの上に載せているシンバルは、ハイハットクラッチと言う名称の留め具を使って、心棒とシンバルをボルトでくっ付けています。
ハイハットクラッチで心棒にくっ付けた上のシンバルは、ハイハットペダルを踏むのに合わせて下に移動するようになっているので、ペダルを踏むことで二枚のシンバルが閉まり、ペダルを踏まないようにする事で二枚のシンバルが開きます。
ハイハットのクローズ・オープン・ハーフオープン
二枚のシンバルが閉じた状態をクローズハイハット(Close Hihat)と言って、二枚のシンバルが開いた状態をオープンハイハット(Open Hihat)と言います。
また、二枚のシンバルが少しだけ開いている状態をハーフオープンハイハット(Harf Open Hihat)と言います。
ハイハットでは、ペダルの踏み具合によって、この3つの状態を使い分けて叩きます。
クローズハイハットは「チチチチ」、オープンハイハットは「シャシャシャシャ」、ハーフオープンハイハットは「シュシュシュシュ」という音色になります。
ビートでのハイハットの使い方
ハイハットは、ビートの中でリズムを細かく刻む役割の打楽器として使われます。
8ビートでは、1小節間に8分音符で8回叩き、16ビートでは、1小節間に16分音符で16回叩きます。
また、ビートの中で、オープンハイハットとクローズハイハット、ハーフオープンハイハットを使い分けて、細かいリズムの中に隙間が出来るようなリズムをハイハットで作ったりします。