スネアのパーツの名称と使い方
スネアという名称の打楽器は、ドラムセットに向かって右側に、スタンドに乗せられて設置される太鼓系の打楽器です。
スネアは、両手に持っているスティックで叩くので、スタンドの高さを調節して、自分の叩きやすい高さにセッティングします。
スネアの胴体のパーツの名称を「シェル」と言います。
スネアは大きく分けるとウッドシェルとメタルシェルに分けられて、ウッドシェルの中にも材質によって音色が異なり、メタルシェルの材質ごとでも音色が変化します。
ウッドシェル(木材シェル)のスネア
ウッドシェルの材質には以下のものがあります。
- メイプル
- バーチ
- マホガニー
メイプルのウッドシェルでは、バランスのとれた鋭く温かみのある音色を出すスネアになります。
バーチのウッドシェルでは、研ぎ澄まされた明るめの音色のスネアになります。
マホガニーのウッドシェルでは、低音が少し多めの豊かな音色のスネアになります。
メタルシェル(金属シェル)のスネア
メタルシェルのスネアには以下のものがあります。
- スチール
- アルミ
- ブラス(真鍮)
スチールのメタルシェルのスネアでは、サスティン長めのシンプルなスネアの音色になります。
アルミのメタルシェルのスネアでは、温かみのあるマイルドな音色になります。
ブラスというのは、真鍮の事で、トランペットやサックスなど、ブラスバンドで使われる管楽器に用いられている黄金色の金属の事です。
ブラスシェルのスネアだと、明るく煌びやかな音色になります。
いずれのスネアにおいても、ラグの締め具合や、スナッピーの締め具合などによって音色の調節を行って、より細かい音色の調節を行う事が出来ます。
ビートにおけるスネアの役割と使い方
8ビートやダンスビートなど、ドラムのビートパターンにおいて、スネアはビートにアクセントを付ける役割として叩きます。
ビートにおけるスネアの具体的な使い方としては、2拍目と4拍目に叩くといった使い方です。
また、フィルインではメインの打楽器として、左右のスティックで叩く強さをバラつかせながら、アクセントを細目に変化させて叩きます。
また、スネアでは、通常のスティックとは別にブラシスティックを使って叩いたりします。
ブラシスティックは、ジャズなどのジャンルで使われる事が多いです。