バスドラムのパーツの名称と使い方
バスドラムはドラムの中で最も低い音域の音を出すことが出来る打楽器です。
バスドラムはスパーという足の役割をするパーツを付けて、ドラムセットの中央に地面と接する状態で設置され、きき足でペダルを踏んで叩きます。
この画像はドラムセットを正面から見た状態なので見えていませんが、ドラマー側から見るとバスドラムの手前にペダルが設置されています。
バスドラムのペダルは、バスドラムのリム・フープの箇所にペダルの金具を挟む形で固定します。
そうする事で、ペダルを踏んでも、バスドラムのフロントヘッドとペダルのビーターが当たる箇所がズレないようになります。
バスドラムの音色の調節
バスドラムには色々な種類があり、それぞれのバスドラムごとに音色が違っています。
バスドラムの音色の違いを作っているのは、バスドラムのシェルの深さ、口径の直径、シェルの材質、サウンドホールの空き具合、といった要素です。
ですので、自分が望んでいるバスドラムの音色に仕上げるには、これらの要素をいい具合に調節する事になります。
また、バスドラムのフロントヘッドの張り具合をラグという金具の締め具合で調節する事で、バスドラムの音色が「ドムッ」という張った感じになったり、「ドフウッ」という緩い空気が抜けた感じになったりします。
また、ラグの締め具合を調節する際には、チューニングキーと呼ばれる金具を使用します。
ビートにおけるバスドラムの役割
8ビートや16ビートにおいて、バスドラムはビートの区間を分けるために使われたり、逆に区間を繋げたりするために使われます。
また、バスドラムの叩き方によって、ビート全体の速度における感じ方が早くなったり遅くなったりします。
8ビートと16ビート、4ビートでは、バスドラムは1拍目と3拍目に叩かれる事が多いです。
メロコアなどのBPMが速いジャンルでの2ビートでは、バスドラムはダブルキック(ダブルストローク)で叩くことが多く、ドラム初心者の人にとっては、スティックのストロークと同じく最初に立ちはだかる難関となります。
ですがダブルキックは出来るようになると、かなり楽しいので練習を怠らずに頑張ってください。